鼻粘膜(鼻鏡)検査

金属の鋏みたいな道具で検査

 鼻粘膜検査とは、鼻鏡(びきょう)という検査器具を鼻の穴を広げて鼻の中を覗いて粘膜を調べる検査です。耳鼻科に行くと金属の鋏みたいなので鼻の穴をグッと広げられるじゃないですか。鼻鏡とはあれです。

 

 普通の人の鼻の粘膜は、小鼻の後ろにある下鼻甲介という場所の粘膜が綺麗なピンク色をしているのですが、花粉症で粘膜が荒れている場合は赤くなり、通年性の鼻炎の場合白く腫れあがっています。花粉症でも、スギだけでなく様々な花粉に反応して一年中鼻炎が続く場合も粘膜が白っぽくなります。

 

 つまり、それまで花粉症ではなく、花粉症かどうかを調べに病院に検査に来ている方は当然花粉症の初期の状態ですから、花粉症の検査に来た方の粘膜は赤いんですね。花粉症でも、ずっと花粉症を患っていて症状の最盛期の方の粘膜は白っぽくなります。

 

 また、この検査では花粉症やハウスダストなどのアレルギーだけでなく、その他の鼻の病気(副鼻腔炎や鼻中隔彎曲症など)がないかなどもこの検査調べていきます。

 

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