鼻汁好酸球検査

鼻水で検査します

 鼻汁好酸球検査とは、病院で鼻をかんでその鼻水の中に好酸球があるかどうかを調べる検査です。好酸球自体は、アレルギー反応だけでなく寄生虫疾患などでも血液中で増加するのですが、好酸球が鼻汁に出てくるということは、鼻の粘膜でアレルギー反応が起こっているということなので、アレルギー性の鼻炎だということはわかるわけです。

 

 ただし、アレルギー性の鼻炎だということはわかりますが、それが花粉症かどうかと言えば、それはわかりません。ハウスダストかも知れませんし、猫アレルギーかも知れません。よしんば花粉症だとしても、なんの花粉に反応しているかはわかりませんからね。

 

 それを特定するにはRAST検査や皮膚反応検査を行う必要があります。では、なぜ鼻汁好酸球検査を行うかと言えば、RAST検査等を行う前にアレルギー性鼻炎かどうかを手軽に検査できるからです。非常に簡単な検査(薬包紙で鼻をかんで顕微鏡で見るだけ)なので、すぐに結果が出るのです。そこでアレルギー性の鼻炎だということがわかれば次にRAST検査等にうつれば良いわけです。でも、私が初めて花粉症の検査に行った時は鼻粘膜検査をやったらすぐに血を採られてRAST検査をしましたから、これは医師にもよると思います。

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鼻鏡という器具を鼻の中に入れて、鼻の粘膜の状態を調べる検査です。

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