減感作療法の歴史

100年以上の歴史がある

 減感作療法は新しい治療法ではありません。日本では花粉症が社会問題化してから減感作療法が一般的に認知されるようになりましたが、花粉症が昔からある欧米では減感作療法は広く認知されています。

 

 そもそも、花粉症は英語でhey fever(枯草熱)と言い、牧草をサイロに入れる時にくしゃみや鼻水が止まらなくなることがあるため、枯草に接触するとなる病気と考えられたことから、枯草熱と呼ばれるようになったそうです。実際は枯草ではなくイネ科の植物の花粉が原因であることがわかりましたが、名称はそのまま残ったようです。英語で花粉症の正式名称はpollen diseaseなどですが、今でも普通の人はhey feverと言うことが多いです。

 

 ともかく、減感作療法は今から100年ほど前にイギリスの医者が花粉症患者にイネ科の植物のエキスを注射したら効果が認められたというのが発祥であり、それ以降100年間にわたり行われている非常に歴史ある治療法です。

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注射で抗原を体内に入れるのではなく、口に抗原を含み体に入れている減感作療法。

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