タンパク質が分解されずに腸から血液中に入り込む
様々な情報を精査した結果、私が体験した、和食しか食べなければ花粉症の症状が出ないという事実、また、和食ではあまり使わない動物性の食品(特に乳製品)を摂取すると症状が出るという事実と合致するものは、タンパク質の吸収の問題であるとするものでした。
通常、タンパク質はアミノ酸まで分解され、小腸壁から体内に吸収されます。逆に言えばタンパク質のような巨大分子はそのままの形では人体は吸収できないのです。しかし、アミノ酸まで分解しきれずに残ってしまったタンパク質が腸管から入り込んでしまうことがあります。
血液中に入り込んだタンパク質は人体の免疫にとっては異種タンパク(自分の体以外のタンパク質)であるため、免疫は敵が侵入したと判断しTH2細胞を活性化させます。活性化させられたTH2細胞はIge抗体を大量に産生させ、ヒスタミンを大量に放出、結果アレルギー反応を引き起こしやすくなってしまうということです。
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