植物性タンパク質と動物性タンパク質

なぜ植物性なら大丈夫で動物性はダメなのか。

 前述したように、アミノ酸まで分解しきれなかったタンパク質が腸管から吸収されることによってアレルギーを誘発するということになるといくつかの疑問が出てきます。

 

 なぜ、大豆などの植物性のタンパク質は大丈夫で肉や牛乳などの動物性タンパク質はダメなのか。大豆だってアミノ酸まで分解されずに血液中に入れば免疫にとっては異種タンパクです。植物性タンパク質でも動物性タンパク質でもアミノ酸まで分解されなければ同じことです。

 

 それに対する答えが、腸内環境です。肉や乳製品などは悪玉菌の大好物であるため、動物性タンパク質を摂ると腸内細菌叢が善玉菌よりも悪玉菌が優位になり、大量の有害物質を発生させ腸壁を傷つけます。

 

 そして、その傷ついた腸壁からアミノ酸まで分解されなかったタンパク質が血液中に浸入するというわけです。それが繰り返されることによって身体が次第にアレルギー体質になっていくということです。

 

 これで植物性タンパク質なら摂取しても問題がなく、動物性タンパク質を摂取すると問題になることの説明はつきます。

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